史上最悪の地球の歩き方


史上最悪の地球の歩き方


ナショナルジオグラフィックチャンネルのシリーズ.原題は,Banged Up Abroad.

つい金に目がくらんで,ヤクの運び屋をやろうとした若者,とかだと,まぁ自業自得感たっぷりなんだけど.

#5 「 バリ島10年の刑 (Busted In Bali) 」
 1985 年、オーストラリア人のクリスは、妻と娘とともにバリへと向かった。楽しい休暇になるはずだった。しかし彼は、麻薬を持ち込んだという疑いをかけられ、終身刑を言い渡されてしまったのだ。番組は、11年近くを刑務所で過すことになったクリスの体験を、ドラマチックに再現した。

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 このエピソードは,本人には非はまったくなくて,まさにとんだ災難である(古美術の密輸やってる友人がいることと,警官の賄賂の要求をつっぱねたことが唯一の問題点?か).

 1985年 ネパールのカトマンズで乗馬学校を経営していたクリスは妻子と友人ドギーとともに,バリ島を訪れる.すると夜中にいきなり警察が踏み込んできて,拘束される.これが証拠だ!とばかりに大麻樹脂の詰まった仏像が出てくるが,クリスはまったく身に覚えがない.友人ドギーは大麻常習者だが,2人一緒に逮捕され,ドギーの仕業でもなさそうで,どうやら現地警察にハメられたよう.ドギーは先に釈放されるのだが,クリスは警察幹部の賄賂の要求を突っぱねたせいか,裁判に.精神異常を装って,精神病院に入れられるも,悪友ドギーの脱出の誘いに乗り失敗して刑務所へ.ここでも他の受刑者らとともに脱獄を試みるが失敗.刑務所で半殺しの目に遭うも,何とかsurviveして,本国家族・友人らの支援により終身刑だったところ,1996年に釈放となる.

 番組は,「アンビリバボー」風で,本人(に扮した役者)の語りと再現映像でまとめられいる.この再現映像がまた,アンビリバボーみたいな安っぽさがなく,結構シリアスな演技で,極悪な刑務所の中のシーンなんかが,リアル過ぎて痛々しい.

 このクリスのエピソードの中で,刑務所でリンチにあい,全身をナイフで刺されまくり,病院へ運ばれたが,死亡宣告され,死亡診断書も書かれ,死体安置室で死後処置を施されていたところ,うめき声があり「キャー!この人 生きてるー!」となって,一命を取り留めたのだそうだ.外傷は,左眼失明・脾臓摘出・胆嚢裂傷?・腸管損傷等々,腹には大きな術創が残った...んだが,それって外傷性ショックだよなー,死亡宣告受けるくらいに意識もなくて脈も触れないくらいの状態で放置された人が,その後の加療でfull recoveryって,ありか?
 まぁ,「本人の回想をもとにしている」そうなので,ディテールは微妙だが...

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↑これがどうやら本人のよう.


 こういうの観ると,つくづく,日本の刑務所って立派過ぎると思う(入ったことないけど).
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by e_physician | 2009-10-10 03:29 | 旅行


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