LAW & ORDER:性犯罪特捜班 シーズン9 第9話

第9話「父親の条件」 原題“ Paternity”

ストーリーのメインテーマはまぁよしとして...後半の交通事故にまつわる経過・処置がツッコミどころ満載で...



エリオットに代わってオリビアが,検診のためエリオットの妻キャシーを車で送っていくことになる.オリビアが発進してまもなく,右側の路地からまったく減速していない大型普通車が飛び出してきてオリビアの車体右側(アメリカなので助手席側)に激しく衝突(CGでなく実写のようだが,助手席側は死ぬか瀕死の重傷を負ってもおかしくないくらいの高エネルギー事故.この衝突シーンはかなりリアル).
しばし気を失うも気がついたオリビアは,意識がなく怪我を負っているキャシーに気付く.オリビアは自力で車外へ出て,そこに救急車,レスキュー車両が到着.キャシーは脚を挟まれており,シャシを切断しないと救出できない.救命士1 窓から患者に触れ「脈が速い,これじゃあ血圧は測れない」 救命士2「どうにもできないわ」(太めの黒人女性) で,オリビア「私が入るわ」(英語の台詞では,私は出られたんだから入れるわ,と言っている)と後部座席に進入.頭部を支えつつ,一人でネックカラー装着.さらに,わずかに意識が戻ったキャシーが再び意識消失,スカートには出血があり,点滴がいる!ということになり,点滴なんてとったことないはずのオリビアが,患者の背中側にいるのに(!),駆血帯巻いてないのに(!),車外にいる救命士の指示に従って末梢静脈ライン確保! かなり鋭角(45°くらい)の刺入で,最初は「ダメだわ」 救命士1「もっと強く押せ」→逆血あり,で確保成功.すぐに点滴をつないで,点滴バッグを7-8回ギューッと絞ると,キャシー意識回復(早過ぎ!).

ピラーを切断して屋根を外しても,脚が挟まっていて,そこの部分の離断が必要なんだが,そこにボスが現れ,夫のエリオットとつながっている携帯電話をオリビアに渡す.お決まりの"I love you"を互いに言わせるんだが,その間 周囲が非常に静か.状況的にその会話の間だけ救助活動を保留していると思われる(その間約20秒).電話が終わると,おもむろに車体の離断が始まる.これでようやく挟まれていた部分が開き,バックボードで救出となるんだが,ベルトは締めるが,イモビライザーはなし.

ようやく救急車内に搬入され,10分のところにある病院へ搬送開始.だが,もうダメ産まれる,ってことで,ボード固定を解除し,坐位になって,3回くらい息んで出産,無事に産まれたbabyを抱いて,ゆっくり臥位になると,キャシー意識消失.「酸素が足りない!」(だってそれまで酸素してなかったんだもん) モニターが映り,HRが秒単位で,113→120→143→164→180→いきなりflat(早過ぎ!) 救命士は気道確保もせず,病院に電話して「心停止です」「規定に従って処置をして,救命室に運んで」てな会話をしつつ...

ここでシーンは切り替わり,病院に駆けつけたエリオットと対面する妻は...(人工呼吸器につながれて...と思いきや)babyを抱いて「男の子よ」って...


エリオットは犯人逮捕のために,2時間ほど離れた地に行っていたため,病院に急行させるためにヘリ("chopper")を用意した,っていう件もあるが,さすがにそれはまずくないか?




医療ドラマではないし,ドラマチックな演出,とは言え... いや,医療ドラマで人気の高いDr.Houseだって,相当なもんだが... 
ま,刑事ドラマと言ったって,自分が刑事じゃないからわかんないだけで,アメリカの刑事さん達は,ツッコミまくりで爆笑しながら観てたりして.
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by E_physician | 2011-09-25 23:46 | 医学・医療一般


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