痛くないよー.でも,先生の言うこと信じないと,痛いよ.

注射「痛くない」と思えば痛み軽く…日米共同研究

原文を読んでないので,この記事だけを読んで推測でものを言うのは不適切かもしれないが,この人達は一体何が目的でこんな研究をしたのか,気になる.

 「暗示によって痛みが軽くなるんだから,鎮痛はいらない」
 「注射を痛がるのは,心理的な反応だ」
 「本当は痛くない.思いこみに過ぎない」

まさかこういった結論を導くのが目的ではないだろう(と思いたい)が,いかにして鎮痛してあげるか,手軽で痛くない鎮痛法はないか,そういう方面の研究をしてほしいものである.

少なくとも,この研究結果は,子どもにはまったく役に立たない.

国試の過去問では,小児に痛い処置をする際に「『痛くないよ』と言う」のは不適切解答なのだけど,今後は正解になるのだろうか.




注射「痛くない」と思えば痛み軽く…日米共同研究
 注射される時に「痛くない」と強く思うと、痛みが軽くなる――。前もって痛みが小さいと思い込むと実際の痛みも和らげられることを、西宮協立脳神経外科病院(兵庫県西宮市)の小山哲男医師と米ウエークフォレスト大のロバート・コグヒル助教授らが脳活動の分析で確認した。6日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
 小山医師らは、被験者10人を対象に、信号音の間隔が15秒のときは48度、30秒では50度など、信号音を2回聞かせた直後にふくらはぎに熱の刺激を与える実験を繰り返し、間隔が長いほど痛みが大きいと思い込ませた。
 この後、15秒間隔の時の温度を50度に変えて実験。痛みの程度を評価してもらったところ、30秒間隔で50度の刺激を与えた時と比べ、感じる痛みは小さくなった。
 被験者の脳内の様子を特殊な装置で調べると、痛みが小さいと思い込むほど脳の快感や不快感をつかさどる部位の活動が低下していた。痛みを加えた後は、この部位の働きが小さいほど、体から痛みが伝わる部位の反応も鈍くなった。結果として「思いこみ」が痛みを感じる部位の反応を低下させていることがわかった。 [読売新聞社:2005年09月06日14時42分]
[PR]
by E_physician | 2005-09-08 02:26 | 医学・医療一般


<< 久しぶりにバスに乗ったら 意外と知られてないこと >>