顔面移植

 フランスで脳死女性からの顔面移植手術(ロイター)
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 世界初、顔面移植手術に成功=犬にかまれた38歳仏人女性に(時事通信)
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 顔面移植手術受けた仏女性、医師団に感謝表明
  CNN

d0023240_2128399.jpg このニュースを初めて耳にした時 思ったのは「何でそれがニュースなの?」だった.

 技術的にはブラックジャック並のメスさばき(←俗っぽい表現だな)はいらないはずで,形成外科専門医なら技術的には可能だろう.指先の微小な血管をつなぐより難易度は低い.しかもニュースが発信されたのは,術後数日のことである.その時点では,生着したかどうかはまだ判断しかねると思われる.問題は,移植術そのものより,その後の感染・壊死・拒絶反応をコントロールできるか,につきる.今後の経過が気になるところだ.

 ところで,この「顔面移植」という語であるが,一部のマニアの間では一般用語として定着しているようで...思わぬ発見であった.




フランスで脳死女性からの顔面移植手術
2005年12月 1日 (木) 15:28

 [リヨン(フランス) 30日 ロイター] フランス北部アミアンで27日、38歳の女性に部分的な顔面移植手術が行なわれたことが明らかになった。手術を担当した病院関係者が30日発表した。
 今回手術を受けた患者は今年5月、犬に襲われた際に顔に大けがを負い、鼻と唇を喪失したことで会話や食事が困難な状態になっていた。
 手術では、脳死女性から鼻・アゴ・唇の組織や筋肉、血管が、患者の顔に移植されたという。
 病院側は声明を通じ、患者の状態は極めて良好だと述べた。
 専門家らは、手術を受けた患者の顔が、組織提供者の顔に似ることはないとの見方を示している。

顔面移植手術受けた仏女性、医師団に感謝表明
2005.12.03
Web posted at: 16:36 JST - CNN

 フランス北部アミアンで11月27日に世界初とされる顔面移植手術を受けた女性(38)が、手術から24時間後に意識が回復した際、医師団に感謝を表明していたことが分かった。
 執刀医が2日CNNに語ったところによると、女性は気管切開チューブを外された後、管に指で「メルシー(ありがとう)」と書いたという。
 女性は犬に襲われて顔面を損傷し、脳死と診断された別の女性から摘出された鼻や唇、あごなどを移植された。
 こうした顔面移植手術は以前から技術的に可能だったが、倫理上の懸念からこれまで実施されてこなかった。ただ、今回の事例については、医師団が女性の生活の質を向上する必要があるとの見解で一致し、躊躇することなく執刀を決めた。
 手術は成功し、4時間後に移植された器官の血液循環が始まった。また、ドナーとなった脳死女性と手術を受けた女性の肌の色がほぼ同じだったことは、医師団にとって驚きだったという。
 手術後の女性の顔は負傷前と完全に一致しないが、ドナーとうり二つでもない「新しい顔」になると予想されている。
 女性はことばを発音するための練習を続けており、会話が少しできる状態まで回復した。苺やチョコレートを食べたり、コーヒーやジュースを飲んだりもしている。
 医師団は心理学者のチームとともに、女性の経過を観察している。
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by E_physician | 2005-12-05 21:41 | 医学・医療一般


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