フィラリア根絶に尽くした人

佐々学氏死去

 フィラリアといっても,犬のフィラリアではない.かつては日本でも不治の風土病とされていたヒトのフィラリアである.その根絶に尽力されたのが佐々学氏だ.

 それがいかに偉業と呼ぶにふさわしいかは,小林照幸 著 「フィラリア―難病根絶に賭けた人間の記録」 を読むとよくわかる.もちろん,佐々氏だけでなく,数多くの医師,看護師,医学生,薬剤噴霧班,住民らの地道な努力もあってのことだが.そうして日本でフィラリア根絶宣言が出されたのは,ほんの近年 1980年のことである.
 小林照幸氏の筆力は秀逸で,分厚いけれどあっという間に読めてしまう.まさにpage-turnerであるが,絶版なのか,新規入手は困難なようである.残念.





佐々学氏死去 元東大医科学研究所所長

 佐々学氏(さっさ・まなぶ=元東大医科学研究所所長、元富山医科薬科大学長、衛生動物学)10日午前3時32分、肺炎のため富山県黒部市の病院で死去、90歳。東京都出身。葬儀は故人の遺志により行わず、富山大医学部に献体する。

 国立公害研究所所長、富山国際大学長も歴任。熱帯医学が専門で、ツツガムシ病などの熱病や、ダニ、ユスリカなど衛生動物の研究に努めた。
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by E_physician | 2006-04-12 01:21 | 医学・医療一般


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