トム・クルーズ法

「トム・クルーズ法」が米加州下院通過 超音波機販売規制
  ちりんのblog より
 
 超音波は侵襲のない検査機器として,日本ではもはや聴診器代わりである.
長時間おなかに超音波を当てるなど使い方が不適切な場合、「胎児の神経が損傷を受ける可能性がある」との研究報告がある
 ・・・へー.初めて聞いた.

 レーザーとか,もろ危険なものならいざ知らず,医療機器を医療機関だけに限定販売するより,広く市場規模を広げた方が価格が安くなっていいんだけど.

 ポリクリの時に,ある別の病院でのエピソードとして先生から聞いた話.
 ある会社の社長が,上部消化管内視鏡(要するに胃カメラ)検査を受けるにあたり,カメラの消毒が不十分だと感染の恐れがあるということを知り,新品の胃カメラを購入・持参して「これでやってくれ」
 検査が終わると「胃カメラは寄付する」と置いてったという.
 ウチの病院にもそういう人 来ないかなぁ...とその先生は心底うらやんでいた.トム・クルーズ法なんてのができちゃうと,こういう話はなくなるわけだ.

 トムだって,飽きたらきっと寄付してくれると思うよ.




「トム・クルーズ法」が米加州下院通過 超音波機販売規制
2006年05月07日17時13分

 胎児の成長を調べる超音波(エコー)検査機器を医療関係者以外に販売することを禁じる法案が米カリフォルニア州議会下院を通過した。米俳優トム・クルーズさんが妊娠した婚約者のため、自宅用に購入したことを問題視した医学界などが後押しした法案で、「トム・クルーズ法」と呼ばれて話題となっている。

 クルーズさんは婚約者ケイティ・ホームズさんの妊娠が明らかになった昨秋、胎児をモニターするため機器を購入したことを米テレビで明らかにした。「小さな赤ちゃんが見えた」と述べ、自分で操作していることも示唆。ホームズさんは4月18日、女児を出産した。

 これに対し、医学界は「検査機は医療器具であって、金持ちのおもちゃではない」などと批判。ニューヨーク・タイムズ紙は、長時間おなかに超音波を当てるなど使い方が不適切な場合、「胎児の神経が損傷を受ける可能性がある」との研究報告がある、と伝えた。

 法案は4日、55対7の賛成多数で州下院を通過し、上院に回された。

 米メディアによると、この機器は約20万ドル(約2300万円)と高額。クルーズさんのまねをする人が続出しているとの報道もなく、反対の議員からは「ここまで細かく法で縛り始めたらきりがない」との批判が出ているという。
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by E_physician | 2006-05-07 23:37 | 医学・医療一般


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