現代の苦行僧

d0023240_021457.jpg ようやく届いたので読んでいる.読み進むほどに,自分が今までいかにマスゴミに踊らされてきたかを思い知る.「医療崩壊」の著者によるものだから読んでいるが,一般市民がこの本を手に取ることはあまりないのではなないかと思う.それぐらいマスゴミの影響力はすさまじかった.
P.56~ (中略)・・・医師は長時間の不毛な対応に追われる.医師は深夜だろうが休日だろうが病院に呼び出され,超過勤務手当もなく,運が悪いと犯罪者にされかねない.法的には医師は報酬の有無を問わず,患者に適切な医療を提供するため最善を尽くす義務を負う.こうした厳しい義務を負うにもかかかわらず,医師は正当な理由なしには,診療を断れないのである.正当な理由があっても,診療を断ることを病院がなかなか許そうとしない.現代の苦行僧は高野山や永平寺ではなく病院にいるのである.医師の専門職としての誇りと士気が崩れる寸前にきている.医師を叩いて快哉を叫ぶのは楽しいかもしれないが,医師も人間なので,いつまでも我慢できるとは思わない.こうした扱いを続けていて,良質な医療サービスが受けられると思う人間が想像力が欠如している.このままでは医師になり手がいなくなる.今のようなことを続けていれば,日本の医療制度は崩壊しかねない.(太字は筆者)

 私はそれほど過酷な労働現場にいたことはないが,いつ逮捕されるかもしれないリスクを背負って働きつつ,給与はサラリーマンと同等である.いや,給料上げてって言ってるわけじゃないんだけど...
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by E_physician | 2006-07-10 00:38 | 医学・医療一般


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