CTは死のトンネル

 ・・・ってのは救急医にとっては常識である.

 救急処置室のすぐ隣にCT室があるようなところは別として(いや,例えそうであっても),CT撮ってる最中に何か起きたら,普通は目も当てられない.そもそも急変に気付くのが遅れるし,処置もしにくい.CT室に救急カート常設してるところはそう多くはないだろうし.

 だから,特に外傷において強調されるのだが,呼吸・循環に異常がある場合は,それらを安定させずしてCT室へ急いではいけない・・・それが“CTは死のトンネル”の意味するところであり,戒めなのである.

 大淀病院はCT室が少し離れたところにあったようだから,CT室への移動・撮影中に子癇発作が起きたら...とか,それより搬送を急いだ方がよい,というのは至極妥当,というより賢明な判断と思われる.
 もし,CT室への移動中や撮影中に何かあったとしたら「子癇で易痙攣状態であった患者を無理に移動させ,CT撮影を強行したことにより・・・」と叩かれるのは間違いない.


 福島といい,奈良といい,こんなことが続くと,正直いつまで救急続けられるか自信なくなってくるなぁ...

 あぁ,明日(もう今日か)も仕事だ...もう寝よ.
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by E_physician | 2006-10-21 01:30 | 救急


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