水際阻止作戦

はしか 学生なお無警戒
入学前、はしかワクチン…北里大が感染防衛策

年齢制限がOKならば(群大は公式には認めてないみたいだが)ワクチン接種済みであることを受験資格に求めるのは大いに理にかなったことと思われるがどうだろう.

願書提出時に麻疹IgG抗体価証明を提出させ,基準に満たなければそもそも受験させなければいいのだ.

入学してから「自主的なワクチン接種を要請」ったって...自主的だから徹底してないわけで.入学後に接種を強制すると,人権侵害だー!とか言い出す輩もいるかもしれない(絶対いる.こういう人とか).だから,そもそも水際で排除するのが最も有効.

願書提出時点でIgGを有効域にもっていくためには,数ヶ月以上前にあらかじめ抗体価をチェックし,不十分ならブースター接種をやっとかないと間に合わない.医学部受験するなら,最低でもワクチンの意義・重要性くらい常識だよね,ってことで,そういう意味でのスクリーニングにもなる.

ついでに「入学後も毎年 採血を行ない,基準に満たない場合は再接種を受けていただきます.抗体価不十分な場合は,出席停止や臨床実習への参加禁止とします.これにより留年等に至っても自己責任とします.」といった同意書も提出させたらより確実.

入学してからあれこれ対策とるより,はるかに効率的でcost-effectiveでもある.






はしか 学生なお無警戒
大学、対策苦慮

 首都圏の若者を中心に昨春、広がったはしかが今年も流行する可能性があるため、多摩地区にある大学は新入生を迎えるのを前に、感染拡大の対策に頭を痛めている。学内で全新入生を対象に免疫の有無を確認する抗体検査を実施する予定のところもあるが、はしかに対する学生の意識は低く、検査で陰性でも予防接種を受けるかどうかは未知数だからだ。

 津田塾大(小平市)や昭和薬科大(町田市)などでは、入学する全学生に対して健康診断の際に抗体検査を実施する予定という。だが、ある大学の保健担当者は「在校生に検査を実施しても、反応は鈍かった。昨夏に実施したのに、いまだに結果を取りに来ない学生もいる」と打ち明け、心配している。

 新入生を対象に無料で予防接種を実施する大学もある。嘉悦大(小平市)は昨年の流行を契機に、在学生に予防接種を勧めているが、昨年は学生約1400人のうち接種を受けたのは約50人。「今年は接種を受けられる時間を増やすので、去年より多くの人に受けてもらえるのではないか」と担当者。

 昨年、少なくとも6人が発症した一橋大(国立市)では、今年4月に実施する予定の健康診断で、はしかや水ぼうそうの予防接種を受けたかどうかの確認項目を新設し、必要に応じて予防接種を受けるよう指導する。

 八王子市にキャンパスを持つ工学院大(新宿区)は、新年度の新入生に送付する書類で、入学前に自主的に抗体検査を受け、入学時に検査結果を報告するよう求めている。初めての試みで、同大は「入学後の対応では遅すぎる可能性もあるので、早い段階で学生に対処してもらう」としている。

 厚生労働省によると、昨年は4月1日~7月21日の間に中央大(八王子市)や明星大(日野市)など多摩地区の大学を含め全国の大学で延べ90校が休講や学年閉鎖を実施した。

 今年は1月24日時点で、全国で388人の患者が報告され、都内では36人がはしかにかかっている。年齢別では、10歳代~20歳代の感染者が全体の約65%を占めている。同省は「今年から集計方法を変更したため、単純に数字の比較はできないが、昨年と同じくらい流行する可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 国立感染症研究所(新宿区)の大日(おおくさ)康史・主任研究官は「はしかは、入学や入社など新しい環境が始まる4月になると流行しやすい」と指摘し、「マスクでは完全な予防は難しい。ワクチンを接種する以外に防ぐ方法はない」と訴えている。
(2008年2月7日)
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入学前、はしかワクチン…北里大が感染防衛策
大学病院患者への感染防ぐ


 北里大学(本部・東京都港区、柴忠義学長)は来年4月に入学する学生約1700人に対し、はしか、風疹(ふうしん)の免疫の有無を確認させ、免疫が不十分な場合、自主的なワクチン接種を要請するなど徹底した対策を実施する方針を決めた。

 一部の大学で、入学後に免疫検査を実施しているが、入学前に接種を求めるのは異例。はしかが流行する4~5月までにワクチンの効果を高める狙いもあり、他大学も追随する可能性がある。

 厚生労働省の集計によると、今年4月~7月21日までに、はしかで休講措置を取った大学は延べ90校。1回接種では十分な免疫ができなかったため大流行したと見られる。同省は昨年度から、小児の2回接種を呼びかけるが、努力義務のため接種率は不十分だ。

 同大はこうした事情を踏まえ、新入生全員に、〈1〉はしか、風疹などワクチン接種証明書を入学時に提出する〈2〉はしか、風疹のワクチン接種歴が1回以下の場合、入学前に検査を受け、免疫がない場合はワクチンを接種するよう通知する。大半の学生はワクチン接種は1回と見られる。入学後の健康診断でも血液検査を行い、場合によっては追加のワクチンも接種する。

 北里大はこれまで医学部など病棟での実習がある4学部で入学後の免疫検査、ワクチン接種を実施してきたが、今年5月に4学部以外の1年生を含む2人がはしかを発症。全7学部の1年生に休講措置を取った。

 同大入学センターの古田土政彰事務長は「学内で議論もあったが、感染症研究の先駆者、北里柴三郎博士の精神を受け継ぐ大学として、学生の健康を守り、患者への感染を予防する責任があると判断した」としている。

 全国的には医学部を中心に入学後の免疫検査を実施している。福岡大は医学部のみで、入学生にはしかなど4種類の予防接種証明書の提出を求めている。

 北里柴三郎(1853~1931年) 細菌学者。熊本県出身。ドイツのローベルト・コッホに師事し、1889年に破傷風菌の純粋培養に成功、90年に破傷風菌抗毒素を発見。1901年の初代ノーベル賞候補とも言われた。日本結核予防協会、私立北里研究所などの創設に尽力。北里大学は、同研究所を母体として設立された。
(2007年12月11日)
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by E_physician | 2008-02-11 23:27 | 医学・医療一般


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