日本脳炎ワクチン 予防接種中止を勧告

日本脳炎ワクチン 予防接種中止を勧告 厚労省,副作用で措置
ADEMは接種後 百万人に一人の割合で起きる.日本脳炎患者の発生が最近では年間十人以下と少なく,年によっては患者よりADEMなどの副作用の報告が多いことも考慮した.


また日本の感染症対策の愚行が...
 
「日本脳炎患者の発生が最近では年間十人以下と少な」いのは,ワクチン接種が行き渡った結果ではないか.だからこそ副作用の患者が却って目立つのだ.副作用はないに越したことはないが,完全にリスクをゼロにすることはできない.

日本脳炎に感染した場合,死亡率は20 ~40%,幼少児や老人では死亡の危険は大きい.精神神経学的後遺症は生存者の45~70%に残り,小児では特に重度の障害を残すことが多いとされている.ADEMと比べるまでもなく,その予後は重篤だ.

これは単に厚労省が国として予防可能な感染症対策の責任を放棄し,全ての責任を個人に押しつけようとしているとしか思えない.要は,副作用の補償をしたくない,というのが厚労省の本音なのか.ワクチン接種率が下がり,日本脳炎患者の発生が副作用の発生率を凌駕した時,一体誰が責任をとるのだろう.




日本脳炎ワクチン 予防接種中止を勧告 厚労省、副作用で措置
[2005/05/31 - 産経新聞]

 厚生労働省は三十日、日本脳炎ワクチンの予防接種を勧奨するのを中止するよう、市町村に緊急の勧告を通知した。事実上の中止勧告で、異例の措置。同省は現在開発中の新ワクチンで早ければ来年にも接種を再開する。

 昨年七月に接種を受けた山梨県甲斐市の女子中学生=当時(14)=が、神経障害などが起きる急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)と診断され、重体に陥ったことを受けての措置。同市調査委員会は「ワクチンが原因の可能性が高い」との報告書をまとめた。厚労省疾病・障害認定審査会の答申を受け、今月二十六日に厚労相が接種との因果関係を認定した。

 日本脳炎の流行地域への渡航や媒介する蚊に刺されやすい環境にある場合などで、本人や保護者が希望すれば、接種を受けられる。

 ADEMは接種後、百万人に一人の割合で起きる。日本脳炎患者の発生が最近では年間十人以下と少なく、年によっては患者よりADEMなどの副作用の報告が多いことも考慮した。
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by E_physician | 2005-05-31 11:48 | 医学・医療一般


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