カテゴリ:旅行( 7 )

お礼状と詫び状

比較的歴史の浅い温泉地の,価格帯としては中クラスの宿に泊まった.この価格帯は当たり外れが大きいのだが,この宿はアタリだった.これ見よがしなゴージャスな演出はなく,しっとりと落ち着いた空間に上手くまとまっていて,お風呂,部屋,料理ともすばらしかった.部屋に案内してくれた職員は,笑顔で丁寧に案内してくれて,最後にきちんと「4月に入社したばかりの新人です」と白状(?)してくれて.チェックアウト時にはおみやげ(そういう記載はなかったので,サプライズ的な要素を意図しているのかも)も.さらに帰宅してまもなく,お礼状が届いた.要は「お泊まりいただきありがとうございました」なのだが,達筆とまではいかないものの便せんに手書きで.ある程度決まった文面があって新人が書かされている…のかもしれないなぁなどと穿った見方をしながらも,手書きのお礼状というものは受け取ることが滅多になくなっていることもあり,うれしいものである.

一方,歴史は長く,老舗・高級路線の旅館に行った際,散々な出来事があったのだが,宿の対応はけんもほろろで,女将は出て来ず,激怒して帰ってきたことがある.詫び状が届くこともなかった.

「星野リゾートの事件簿」に,とあるクレーム対応の事例が出てくる.ハプニング自体はあり得ることだし,謝罪も当然だけど,お客様の満足のために何ができるかを追求する社員の姿勢が素晴らしい.まぁ,こうした本に取り上げられるようなエピソードだから,突出した特殊な一例かもしれないけれども.
件の"高級路線"の老舗旅館のふがいなさを身に染みて感じ入った.

[PR]
by E_physician | 2015-05-19 10:44 | 旅行

バスタオルはどこに干す?

温泉旅館でいつも困るのが,バスタオルをどこに干すか,である.

スチール製のタオル干しは,ほぼ必ず置いてあるが,幅も高さもバスタオルには適さない.
大浴場にバスタオルが使い放題で置いてあるなら問題ない.だけど「お風呂にタオルはございませんのでお部屋のタオルをお持ち下さい」の場合は,バスタオルを何回か使うことになる.使えば干したくなる.
しょうがないので,ハンガーにストールのようにかけて干すが,それをどこにかけるかも問題.押し入れ(クローゼット)にはかけたくないし,カーテンレールとか鴨居にひっかけるか.

先日 ある秘湯の人気旅館で,バスタオルも干せるタオル干しを生まれて初めて(温泉旅館は,普通~高級まで延べ数十ヶ所は泊まっているが)見つけて感動!
d0023240_16284534.jpg
d0023240_16290601.jpg
バスタオル4枚まで干せる.確かに大型だから場所を取るし,存在感は大きいけれど,幅も高さも超余裕で干せるこの安心感たるや.木製で,それ自体が絵になるくらい質の良さそうなものだから,空気が乾燥している冬は部屋に移動させても邪魔には感じない.ウチにも欲しいなぁと思ったくらい.

なんで他の旅館にはないんだろう?

[PR]
by E_physician | 2015-04-18 21:16 | 旅行

不倫宿

…というジャンルは明確には多分ない.ただ,最近 あちこち温泉旅館に行くようになって,そういうジャンルがありそうだということに気が付いた.

特徴は,

・人里離れた山の中,秘湯.あるいは,温泉街の中心地からちょっと離れている
・お子様お断り
・部屋の基本定員が2名(ベッドのある和洋室が中心だから)
・部屋数が少なめ,だいたい≦10部屋
・高級路線,価格帯は26,000~3万超/泊(一人当たり)
・露天風呂付の部屋が中心
・↑なので,部屋から出るのは食事の時くらい=部屋にこもりがち
・食事が部屋出しでなくても,お食事処は個室
・他の客と顔を会わせることがほとんどない

どうだろう? これに該当する宿だからと言って,客がみんな不倫カップルというわけではないが,まぁ,不倫に適していそうな感じはする.

ちょっとお高くてもおいしい料理と,素敵なお部屋,宴会場のない静かな宿で,って探すと上記に当てはまることが時々ある.今のところ2ヶ所 発見.今後も探索する次第.


追記:中年以上のカップルで,不倫かどうかの見分け方→会話が弾んでいたら不倫.長年連れ添った夫婦には会話がない………というのが知人の説.
 いや,仲の良い夫婦だから,温泉に来るんじゃない?とも思うんだが.
[PR]
by E_physician | 2014-08-05 17:28 | 旅行

史上最悪の地球の歩き方


史上最悪の地球の歩き方


ナショナルジオグラフィックチャンネルのシリーズ.原題は,Banged Up Abroad.

つい金に目がくらんで,ヤクの運び屋をやろうとした若者,とかだと,まぁ自業自得感たっぷりなんだけど.

#5 「 バリ島10年の刑 (Busted In Bali) 」
 1985 年、オーストラリア人のクリスは、妻と娘とともにバリへと向かった。楽しい休暇になるはずだった。しかし彼は、麻薬を持ち込んだという疑いをかけられ、終身刑を言い渡されてしまったのだ。番組は、11年近くを刑務所で過すことになったクリスの体験を、ドラマチックに再現した。

d0023240_3231169.jpg

 このエピソードは,本人には非はまったくなくて,まさにとんだ災難である(古美術の密輸やってる友人がいることと,警官の賄賂の要求をつっぱねたことが唯一の問題点?か).

 1985年 ネパールのカトマンズで乗馬学校を経営していたクリスは妻子と友人ドギーとともに,バリ島を訪れる.すると夜中にいきなり警察が踏み込んできて,拘束される.これが証拠だ!とばかりに大麻樹脂の詰まった仏像が出てくるが,クリスはまったく身に覚えがない.友人ドギーは大麻常習者だが,2人一緒に逮捕され,ドギーの仕業でもなさそうで,どうやら現地警察にハメられたよう.ドギーは先に釈放されるのだが,クリスは警察幹部の賄賂の要求を突っぱねたせいか,裁判に.精神異常を装って,精神病院に入れられるも,悪友ドギーの脱出の誘いに乗り失敗して刑務所へ.ここでも他の受刑者らとともに脱獄を試みるが失敗.刑務所で半殺しの目に遭うも,何とかsurviveして,本国家族・友人らの支援により終身刑だったところ,1996年に釈放となる.

 番組は,「アンビリバボー」風で,本人(に扮した役者)の語りと再現映像でまとめられいる.この再現映像がまた,アンビリバボーみたいな安っぽさがなく,結構シリアスな演技で,極悪な刑務所の中のシーンなんかが,リアル過ぎて痛々しい.

 このクリスのエピソードの中で,刑務所でリンチにあい,全身をナイフで刺されまくり,病院へ運ばれたが,死亡宣告され,死亡診断書も書かれ,死体安置室で死後処置を施されていたところ,うめき声があり「キャー!この人 生きてるー!」となって,一命を取り留めたのだそうだ.外傷は,左眼失明・脾臓摘出・胆嚢裂傷?・腸管損傷等々,腹には大きな術創が残った...んだが,それって外傷性ショックだよなー,死亡宣告受けるくらいに意識もなくて脈も触れないくらいの状態で放置された人が,その後の加療でfull recoveryって,ありか?
 まぁ,「本人の回想をもとにしている」そうなので,ディテールは微妙だが...

d0023240_244307.jpg
↑これがどうやら本人のよう.


 こういうの観ると,つくづく,日本の刑務所って立派過ぎると思う(入ったことないけど).
[PR]
by e_physician | 2009-10-10 03:29 | 旅行

ぶらり「おひとり様の旅」の巻

勤務の都合で3日ほど連続して休みになったので,一人旅なぞしてみた.海外旅行はよく一人で行くが,国内は希.というのも,ほら,女一人で日本海側の寂れた旅館に泊まろうものなら,失恋→自殺を疑われる,とか言うから.いや,行き先は日本海じゃないし,寂れた旅館でもなく,どっちかって言うと「自分にご褒美」的な(別に何もがんばってないけど)ちょっとこだわりのお食事の宿なので,そういう誤解は受けそうにないけどもね.

最近はネットでYa*oo!トラベルだの,じゃ*んnetだの,場所と日程と条件を入れれば,はいこの通り,で簡単に予約ができる.上記のような不快な思いをしないように,最初から「おひとり様」を想定したプランにしてみた.

で...何だかなぁ...である.

まず,夕食.食事が大きなウリのとこで,レストランでのサービスなわけだが,大中10ほどあるテーブルの端の並んだ2つのテーブルがセッティングされている(この時間帯は客は2組のみらしい).えーっと,こんなに広くてガラガラなのに,なんで他の客(カップル)と隣り合ったテーブルなわけ?1人で来ているということは,1人静かに過ごしたいからなのであって,食事の間中 隣の客の会話がずーっと聞こうとせずとも聞こえてしまうってのは,どうなのよ.ちなみに,偶然 隣の客とは食事のコースが同じだったらしく,運ばれてくる料理はすべて同じ.で,終盤になって,ご飯ものが運ばれてきた.実においしいミニ釜飯(炊き込みご飯)なんだけど,例によってお腹いっぱいでちょっとしか食べれず.海外ならすかさず"A doggie bag, please."なんだけど,「食品衛生上の観点から...」などと断られたら無粋だし,とか頭の中でごにょごにょ考えていたら,そのまま下げられてしまった.ところが,別の給仕が隣の客には「よろしかったら,夜食にこれでおにぎりでもお作りしましょうか」などと言っている(のが丸聞こえ).ほらね,だからそういう意味でもテーブルは離しておいた方がいいわけよ.その時点で私のミニ釜は下げられてしまっていたし,今さら言うのもなぁ.大したことないが,不公平感ありあり.

で,翌朝(ちなみに2連泊)フロントに「今日の夕食の時 テーブルは他の客とは離してほしい」旨伝えておいた.

で,2日目の夕食...確かに他の2組の家族連れとは離れたテーブルではある.ただ...一番奥の隅のテーブルの,隅と向かい合う席,つまりレストラン全体に背を向けることになる位置にセッティングしてあったのである.そりゃ確かに1人静かにではあるが,外界と隔絶したいとか,そういうのとはちょっと違うんだよなぁ...何でここまでトンチンカンなんだか.

結局 「お一人様プラン」的な名前がついていても,さりげなく気遣いがある,とかいうわけでは全然なく,「1人でのお泊まりもOKです」くらいのものだということがわかった旅だった.あるいは,もっとどーんと大枚はたけば,食事もお部屋で,なんだろうが,そこまでリッチではないし,風格もないしなー.


何ごとも中途半端は良くないようで.


<追記>
わかりやすいように,図など作ってみた.
1日目
d0023240_2156679.jpg
私的にはですねー,図下方のテーブルの①か②あたりが妥当じゃないかと思うのです.

2日目
d0023240_21562229.jpg
テーブルはいいんだけど,座席は①か②の向きでしょーよ,普通.
[PR]
by E_physician | 2007-10-23 21:51 | 旅行

なぜホテル・旅館の歯ブラシは硬いのか

 おおよそ,国内のホテル・旅館に置いてある歯ブラシは硬い(私が今まで訪れた海外の国では歯ブラシを置いてあるところはなかったので,日本ならではの“サービス”のようだ).市販の歯ブラシでいう「かため・ふつう・やわらかめ」の分類では,多くが「超かため」である.高級ホテル・老舗旅館ですら「かため~ややかため」といったところ.しょうがないので旅行や出張の時はいつもmy歯ブラシを持参する.

なぜこうした歯ブラシは硬いのか? 

推測1:硬い歯ブラシほど安い
 一番考えやすいのはコレだが,市販の歯ブラシはかたさによらず値段は同じなので,不可解ではある.

推測2:歯槽膿漏の予防にはかための歯ブラシがよい(と経営者が考えている)
 ・・・ってことはないよな.

宿泊料金に含まれているので,食器洗い(隅っことか)にでも使うか,とつい持って帰ってきてしまう(貧乏くせー...)のが,こんなにたまっている.やはり持って帰らないのが環境に優しいかな.
d0023240_2329572.jpg

[PR]
by E_physician | 2006-07-28 23:31 | 旅行

抜き打ち検査

 今月初め,中国の長距離バスで,スーツケースに潜んだ男が他のスーツケースを物色・盗みをはたらいて逮捕されたというニュースが,監視カメラの映像付きで放映された.このニュースで思い出した.

 2003年の2月(9.11の5ヶ月後) 私は1ヶ月の予定で渡米することになっていた.その少し前にアメリカから帰国した知人が「スーツケースには鍵をかけない方がいいよ」と言う.冗談じゃないよ,空港職員がスーツケースの中から金品を盗んでいた,なんてのが時々ニュースになるじゃないか!と反論したのだが,彼女曰く「テロの影響で,スーツケースをカウンターで預けた後 抜き打ちチェックするみたい.で,鍵かけてると壊して開けるらしいよ」

 はじめは半信半疑であったが,旅行代理店に問い合わせると
 「鍵をかけない方が無難です」
 実際に空港のチェックインカウンター付近には張り紙もしてあった.それほど高価なものは入れてないし,お気に入りのスーツケースを壊されてはと,しょうがなく鍵をかけずに預けて渡米.到着後 確認したが特に無くなったものはなかった.

 ところが,1ヶ月後の帰国時,自宅でスーツケースを開けてびっくり.
d0023240_1444793.jpg

拡大版はこちら

 何と私のスーツケースは抜き打ち検査にひっかかってしまっていたのだ.いやー鍵かけてなくてよかったーと胸をなで下ろしたことだった.
 実際は,開けてすぐには気付かなかった.少しずつ荷物を出していくと,ぎゅうぎゅう詰めの中間層くらいのところでこの紙切れが出てきて,しばし呆然・・・

 この文言,要約すると「安全確保のため,抜き打ちで勝手に開けます.鍵かかってたら壊します.荷物は詰め直してこぼれ出ないよう努めますが,壊した鍵の責任はとりません」ということである.(裏面はスペイン語)

 ランダムに選んでいるのか,怪しいスーツケースをピックアップしているのかは定かではない.私の帰りのスーツケースには,キッチン用品他,金属製品が多く入ってたし,本をいっぱい詰めて制限ギリギリの重さだったから怪しまれたのかもしれない.

 いずれにしても,開けられて怒りがこみ上げる,というよりは,こんな生活臭あふれた荷物を見られたのかーという恥ずかしい気持ちの方が強かった.それと,自分が苦心して超立体的に詰め込んだ全くそのままの状態によくぞ元通りに復元(?)してくれたなぁと妙に関心した.
[PR]
by E_physician | 2005-07-15 15:24 | 旅行