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日本脳炎ワクチン 予防接種中止を勧告

日本脳炎ワクチン 予防接種中止を勧告 厚労省,副作用で措置
ADEMは接種後 百万人に一人の割合で起きる.日本脳炎患者の発生が最近では年間十人以下と少なく,年によっては患者よりADEMなどの副作用の報告が多いことも考慮した.


また日本の感染症対策の愚行が...
 
「日本脳炎患者の発生が最近では年間十人以下と少な」いのは,ワクチン接種が行き渡った結果ではないか.だからこそ副作用の患者が却って目立つのだ.副作用はないに越したことはないが,完全にリスクをゼロにすることはできない.

日本脳炎に感染した場合,死亡率は20 ~40%,幼少児や老人では死亡の危険は大きい.精神神経学的後遺症は生存者の45~70%に残り,小児では特に重度の障害を残すことが多いとされている.ADEMと比べるまでもなく,その予後は重篤だ.

これは単に厚労省が国として予防可能な感染症対策の責任を放棄し,全ての責任を個人に押しつけようとしているとしか思えない.要は,副作用の補償をしたくない,というのが厚労省の本音なのか.ワクチン接種率が下がり,日本脳炎患者の発生が副作用の発生率を凌駕した時,一体誰が責任をとるのだろう.

記事引用
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by E_physician | 2005-05-31 11:48 | 医学・医療一般

ネムトール

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まるで小林製薬みたいなネーミングだが,山之内製薬の製品である.

匂い(ミントとカプサイシンを混ぜたような)をかぐだけでもよいが,さらに内キャップを取るとスポンジ状のスティックがあり,鼻の下などに塗るとより効果的.目の周りに塗らないでください,という注意書きがあったように思うけど,目のやや下に(スポーツ選手が黒く塗ってるように)塗ると,これが猛烈に目にしみて,涙ボロボロ号泣状態になるのだった.(泣けない俳優が使うのって,こういうのなんだろうか)

しかし,効果は一時的で,やはり猛烈な睡魔には勝てない.所詮,眠気は目からくるわけじゃないからなぁ.

山之内のMRさんに確認してもらったら,やはり製造中止になっているという...残念.

副作用も依存性もなく,強烈に頭スッキリするものって...ないかなぁ.
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by E_physician | 2005-05-29 01:46 | 睡眠

自然な目覚めを科学する


d0023240_05801.jpg生体リズム 光・めざましスタンド
ASSA(アッサ) SB697W 松下電工

(ネット実勢価格¥20,000前後)
自然な目覚めを科学して誕生.
次第に明るくなる朝の光をシミュレート.約30分かけて枕元をだんだん明るくして,さわやかな目覚めを促します.




こんな商品,待っていた!んだけど...

ま,確かにいきなりジリリリリーっと鳴るよりは,ジワッーと起こされる方がいいが,だんだん慣れてしまい,もはやこの程度の光では目が覚めなくなってしまった.そもそも,太陽光に比べると,光量が全然足りないのだ.刑事ドラマの尋問みたいに(「とっとと吐け!」)顔面に光がしっかり当たるように角度を調整して寝ても,ひたすら爆睡...結局は大音量目覚ましが鳴るまで起きられない.今ではただの電気スタンドに成り下がってしまった.

発売初期に購入したが,実勢価格の下がり具合を見ると売れ行きはイマイチなのかなぁ,やっぱし.

そもそも,電気スタンドにタイマーを付けただけなのに,何でこんなに高いんだろう? ぼったくりだよ,絶対.

改良品を発売するなら,手頃な値段で太陽光相当のルクスだね,松下電工さん.

あるいは,セットした時間になるとカーテンを自動的に開けてくれる装置! 誰か開発してくれないかなぁ.その方がはるかに自然で効果的である.
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by E_physician | 2005-05-28 01:03 | 睡眠

印税

ふと思い出した学生時代の話.


ある科の先生が

 「この教科書 僕も執筆に加わっているから1冊(7000円前後)売れると17円 印税入るんですよ.強制ではないけど,できれば買って読んでください.」

と言ったら,授業の後 ある学生が近寄って来て曰く,

 「先生,17円あげるから,買わなくていいですか?」


・・・学生の勝ち.(私ではない.念のため.)
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by E_physician | 2005-05-26 22:21 | 教育

末期症状

 アメリカのTVドラマ「ER」が好きで,ほとんど欠かさずBS放送を観ていたが...引き際を誤ったなあ,という感じが否めない.

 今 日本のBS2で放送中のはシーズンXで,アメリカではシーズンXIなのだが,アメリカでは今も高視聴率なんだろうか?

 初期の頃は,医学モノとしてはかなりリアルな作りで(そりゃ映画並みの予算だからね),医者が見てもドラマだってことをつい忘れちゃうくらいだった.ありふれたのからちょっとまれな病気まで,“GSW(銃創)”あり,麻薬あり,虐待あり,果てはERで銃の乱射まで,あれやこれやとてんこ盛り.

 だいぶ様相が変わってきたのは,ここ数シーズンくらいか.

 ERが伝染病で汚染され,ERを閉鎖(医者達は隔離)する話あたりから,徐々に怪しくなってきた.Dr.Greenの娘はグレるし,自身は脳腫瘍で死んじゃうし.Dr. Romanoは腕を切断.Carter,Kovacはアフリカで医療活動,挙げ句にゲリラに危うく殺されかけ...
 こういった,主人公が死んだり,大惨事(ドラマ上は大イベント)がやたらと起こるのって,何かに似てないか? そう,「太陽に吠えろ」. 定期的に刑事が死んで,その度にちょっと視聴率が回復するという...

d0023240_227312.jpgd0023240_2271359.jpgd0023240_2272421.jpg 銃の乱射くらいは,あり得なくもないし,それなりに納得できたのだが,最近のは視聴率稼ぎのなりふり構わぬ悪あがきというか...今週は,ついにDr. Romanoがヘリの下敷きになって死んじゃうし...確かにRomanoはすっごーく嫌な奴だったけど,そりゃないだろう,っていう展開だ.屋上でヘリを見送る時,腕を切断された時のシーンがフラッシュバックして,たまらず外に出たら,そこでヘリの下敷きになるなんて...

 “Ally McBeal”(邦題“アリー・myラブ”)は唐突に終わったけど,まあ,潔いという意味では立派だった.

 いつまで続くんだろう,ER.ファンだからやっぱり観ちゃうけど,だんだん悲しくなってくる.

 ちなみに,医学用語がポンポン飛び交うERだが,普通のアメリカ人も医学用語はさっぱりわかんないらしく,ER公式HPには,ER JARGONとして用語一覧が掲載されている.Intubationなんてのもあるくらいだから,「そうかん(=挿管)」といっても患者の家族に通じないのは無理もない.
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by E_physician | 2005-05-18 02:31 | 救急

ホテルのセキュリティって...?

 今からおよそ10年ほど前,アメリカのある有名なホテルに宿泊した.そのホテルの鍵は,クレジットカード位の大きさの硬質の光沢紙に小さな孔がボコボコ開いているもので,それを水平に差し込むことでドアが開く仕組みだった.客が入れ替わる度に孔の位置の組み合わせが変わり,セキュリティ上,安全ぽく見えた.また,日本の多くのホテルのように,フロントでいちいち鍵を預けたり受け取ったりしなくていいという利点はあった.

 さて,チェックインしていったん外出した後,ホテルに戻り部屋のドアを開けようとすると,まったく解錠しない.困り果ててフロントに行き「1535室(←まぁ,こんな風な数字だった)だけど,カード差し込んでも全然開かないんだけど」と言うと「じゃあ,新しいカードキーを再発行します」といって,新しいカードを渡された.それを持って1535室のドアに差し込むと,今度は問題なく,ドアが開いた.しかし...

 自分の部屋に空き巣が?!と,ショックのあまり声も出なかった.なぜなら,入ってすぐのところに開け広げてたはずのスーツケースがなかったからである.しばし呆然と立ちつくし(その間 20秒間くらいだったろうか),改めて部屋を見渡すと,自分の置かれた状況がようやく理解できた.

 それは私の部屋ではなかったのである! つまり,自分の部屋が1535室だと勘違いしていただけだったのだ.奥の方で人の気配がして(どうも奥の間で人が寝ていたらしい)慌ててドアを閉め,フロントに駆けつけた.

 事情を説明すると,名前を聞かれ「あなたの部屋は1545室です」と冷たく告げられ,蔑むように私を見ながら新しい鍵を渡された.私はといえば,ただひたすら平謝りで,恐縮するばかりだった(この時はおとなしい日本人だったんだなぁ).

 だが....後でよーく考えてみると,謝る必要は何もないことがわかってくる.そもそも相手が誰かをろくに確認もせず,新しい鍵を簡単に渡すこと自体が問題なのである.

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 なぜこの件を思い出したかというと...先日 出張で日本の某ビジネスホテルに泊まったとき,外出から帰ってフロントで「503号室です」と言うと「鈴木様(仮名)ですね?」と簡単にキーを渡されたからだ.何百人もいる宿泊客の顔を全部覚えているわけでもないだろうに,他人が現れて適当に「×××号室です」と言えば,すぐキーを渡すんなら空き巣は簡単だよなぁ.
 後でメールで問い合わせをしたら「今後はお客様にお名前を言って頂くように改善します」とのことだったけど.

 さらに,これもつい先日だけれど,某有名温泉地のかなり老舗の旅館(客室数20室ほど)でのこと.外湯から帰ってきて,お酒も入ってて部屋番号がちょっとあやふやになり「えーっと,部屋番号ちょっとあやふやなんですけどー,確か13号室だったかな? 角にある部屋で,12畳くらいの広い部屋で...代表者名は鈴木(仮名)なんですけど...」とできうる限りの説明をしたら,番頭さんみたいな人がすぐ鍵をくれた.で,これまた別の部屋だったんだよなー.この時は,部屋番号を頼りに廊下を歩いたら,明らかに全く別の部屋だったから,すぐフロントに戻って取り替えてもらって事なきを得たが...

 たまたま私の運が悪いんだろうか...
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by E_physician | 2005-05-16 22:16 | その他

医療ドラマの功罪

 久しぶりに会った友人から「『救命病棟24時』観てたけど,MEGUMI扮する看護婦さんのああいうヘアスタイルって,OKなの?」と聞かれた.一般の人でもやっぱり違和感を感じるんだなぁ.

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 実際には こういうヘアスタイルを許可している病院はまずないだろう.まともな病院なら. 師長さんは結構厳しそうなキャラだったけど,ヘアスタイルにだけは寛大だったのだね.



 医療ドラマにはいつものことだが,大災害というちょっと特殊な状況とは言え,何だかなぁもう・・・ってシーンがわんさか.そういう意味では医療関係者が観ると(あれこれ野次れて)おもしろいんだけど,一般の視聴者へ与える影響(誤解)を考えるとかなり罪深いドラマである.
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by E_physician | 2005-05-08 22:54 | 救急

最近見つけたスグレモノ  ネームオフ

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ダイレクトメールとか,宛名そのままで封筒をゴミ箱に捨てるのはちょっと気になるけど,シュレッダーを買うほどでも... で,見つけたのがこれ.孔開けパンチの応用で,パンチ孔が7つ並んでいる.2列くらいガチャガチャやると,宛名部分をボコボコにできるので,安心して捨てられる.

大きい封筒でも個人を特定できる部分って,宛名部分くらいだから,個人ユースにはこれくらいで充分である.

紙をシュレッダーにかけると繊維がズタズタになり,再生できないと聞いたことがあるけど,本当なんだろうか.確かに紙を破く時,スーッと裂ける方向とそうでない方向があって,繊維の向きがありそうだが.その点でもこれは有用だと思う.

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注:アフィリエイトではありません.
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by E_physician | 2005-05-07 00:51 | その他

薬物依存症

 前の記事でペンタジン中毒と書いたが,正しくは「薬物依存症」である.

 ペンタジン(一般名:ペンタゾシン)などの鎮痛剤依存症の患者さんについては,現状ではほとんど受け皿がないといってもいいだろう.基本的にこういった患者さんは時間外を受診する.依存症という意味では精神科領域であるが,緊急性がない(自傷他害の恐れがなければ)ため,精神科医が時間外に対応してくれることはまずない.かといって,後日 精神科を受診するよう指導しても,まず行ってくれない.家族を指導しようにも,ほとんどの場合 単独受診.当院で注射を拒否しても,あちこちの救急外来を転々とするうちに,気軽に注射打ってくれる病院に行き当たってしまう.極端な例では,日本全国 行脚している人も.
 
 一方で真に疼痛管理を必要とする患者さんもいるが,依存症を疑われて,すぐには鎮痛に対応してもらえない,という状況もある.
 
 現状では,救急外来でできる対応は「絶対に打たないこと」くらいである.
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by E_physician | 2005-05-05 02:03 | 救急